2026.8.23

【簡略修理レポート】iPad Pro 11 第1世代 充電できない・起動しない|Type-Cドック・充電IC・バッテリー交換でデータ復旧成功

 

モトニスの藤岡です!

ここでは、簡略された修理レポートを記載致します。 当社のレポート解説は→こちらから

 

機種

iPad Pro 11インチ 第1世代

 

ヒアリング内容

・突然充電ができなくなった。
・その後、端末を起動できない状態となった。
・Type-Cコネクタの接触にも違和感がある状態。
・端末内部のデータを取り出したい。

 

メーカーorキャリア修理歴:なし
非正規修理歴:なし
お客様のご要望:データ復旧

 

もしこのレポートをみて困っている方の為に簡単な診断方法はこちらから確認出来ます。
こちらのレポートでは割愛。

 

事前チェックと分解診断の結果

今回の症状は、iPad Proシリーズの中でも比較的多く見られる充電不良の事例です。

 

特にUSB Type-Cを採用しているiPadでは、
充電ケーブルの抜き差しを繰り返すことで、
コネクタ内部のピンが徐々に摩耗・変形することがあります。

 

その状態で使用を続けると、
接触不良だけではなく、 ピン同士がショートし、基板側の充電系統ICまで故障してしまうケースがあります。

 

今回の端末についても分解・確認を行ったところ、

・Type-Cドックコネクタのピン不良
・基板側の充電系統IC不良
・バッテリー膨張

の3点を確認しました。

 

iPad Pro 11 第1世代で多い充電系統の故障

 

iPad Pro 11インチ 第1世代では、
充電に関係するICが複数搭載されています。

 

iPad Pro 11 第1世代 Type-Cドック 充電不良

iPad Pro 11 第1世代 充電系統IC 基板修理

この機種では、ドックコネクタ側でショート等が発生した場合、
充電系統のICが複数同時に故障しているケースも少なくありません。

 

今回も確認を進めたところ、
ドックコネクタだけではなく基板側にも故障が発生していました。

 

そのため、

・充電系統IC交換
・Type-Cドックコネクタ交換

を実施しました。

 

さらに、バッテリーの膨張も確認できたため、
安全面を考慮し、バッテリーについても同時に交換しています。

 

充電口に違和感がある場合は要注意

今回のような故障を完全に防ぐことは難しいですが、
故障が大きくなる前に気づけるサインがあります。

 

例えば、

「充電ケーブルを差すとグラグラする」
「ケーブルの向きを変えないと充電できない」
「特定の角度にしないと充電が始まらない」
「ケーブルを少し動かすと充電が途切れる」

 

このような症状が出ている場合には、 すでにType-Cコネクタ内部のピンが摩耗・破損している可能性があります。

 

この段階で使用を続けると、
コネクタ不良だけだったものが、
ショートによって基板側のIC故障にまで発展する場合があります。

 

そのため、充電口に明らかな違和感がある場合には、
完全に充電できなくなる前に一度点検を行うことをおすすめします。

 

この故障は診断が非常に難しいです

iPadの充電不良では、
診断用の簡易ツールを使用して状態を確認する方法もあります。

 

ただし、 簡易診断ツールの結果だけで基板が正常かどうかを判断することは難しいケースがあります。

 

ツール上では正常と表示されていても、
実際には基板側の充電回路やICに不具合が発生していることもあります。

 

そのため、
「部品交換ができるかどうか」だけではなく、

・ドックコネクタの状態
・基板側の充電回路
・充電系統IC
・バッテリーの状態

などを総合的に確認し、 どこが故障しているのかを適切に切り分けることが非常に重要です。

 

結果

ドックコネクタ・充電系統IC・バッテリーを交換し、無事データ復旧に成功しました!

iPad Pro 11 第1世代 基板修理 データ復旧成功

iPad Pro 11 第1世代 修理後 起動確認

修理後は正常に充電できる状態まで改善し、
端末を起動することができました。

 

今回のお客様のご要望であった端末内部のデータについても確認でき、 無事にデータを取り出せる状態まで復旧しています。

 

Type-Cドックのピン不良から、
基板側の充電系統ICまで故障していたケースでしたが、
必要な箇所を修復することで復旧することができました。

 

また、膨張していたバッテリーについても交換を行い、
安全面についても対応しています。

 

無事に大切なデータを取り出すことができ、本当に良かったです!

 

iPad Proの充電がおかしい方へ

「充電口がグラグラする」
「ケーブルの角度を変えないと充電できない」
「Type-Cケーブルを動かすと充電が途切れる」
「突然充電できなくなった」
「充電できず、電源も入らなくなった」

 

このような症状の場合、
単純なドックコネクタ不良だけではなく、 基板側の充電系統ICまで故障している可能性があります。

 

特に、充電口の接触が悪い状態で使い続けると、
ドックコネクタ内部でショートが発生し、
故障範囲が広がる場合があります。

 

また、iPadの充電不良は診断が難しく、
簡易的なチェックだけでは原因を特定できないケースもあります。

 

 

大切な写真・動画・仕事のデータなどが端末内に残っている場合には、
初期化や本体交換を行う前に一度ご相談ください。

Motonis(モトニス)では、
iPadのType-C充電不良やドックコネクタ故障、
基板側の充電系統IC故障についてもご相談を承っております。

お困りの際はぜひお気軽にお問い合わせください!


Motonis(モトニス)iPhone・iPad・Android基板修理(データ復旧)専門
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